【上達が停滞してる人向け】クライミングが強くなる3つの法則

トレーニング

クライミングの上達が停滞してる人「クライミングをしてるのに、最近上手になってる気がしない。もっと強くて上手になりたいけど、何をすればいいんだろう…。頑張りたい気持ちはあるけど、方法が分かりません。具体的に教えてください。」

このような疑問に答えます。

本記事のテーマ

【上達が停滞してる人向け】クライミングが強くなる3つの法則

  • ① 意味をもったクライミングをする
  • ② 自分のできないことを把握する
  • ③ 達成後の未来が想像できる目標を設定する

記事の信頼性

記事を書いている僕はクライミング歴10年ほどで、ボルダリングは岩場で4段を複数本登っています。草コンペでの優勝経験も有り。

現在はクライミングジムで社員として働いています。日頃のジムでの講習や、僕自身の経験から皆さんの為に有益な情報をフィードバックできれば幸いです。

記事の前に読者の皆さんへメッセージ

この記事は「クライミングやっているけど最近停滞ぎみです。」という方に向けて書いています。

クライマーならみんな「強くなりたい!」そう思うのは必然でしょう。

この記事を読むことで、皆さんにクライミングの努力の方向性を示せると思います。

上達した自分の未来の姿を思い浮かべることができたら、努力は続けられるものです。

僕は大学卒業まぎわにクライミングと出会い、クライミングはその後の人生の柱になりました。クライミングに感謝の気持ちを込めてこの記事を執筆します。

では本題に入りましょう。

スポンサーリンク

① 意味をもったクライミングをする

意味をもったクライミングとは、練習根拠を持って登ることです。

何となく登るのと、練習の根拠を持って登るのでは、結果に差が出ます。

クライミングジムに来て何となく壁に入り、何となく登り、疲れて帰る。

登った疲労感から「今日は練習したな。」と満足感を得ても上達にはつながりません。

なぜなら登って疲れるだけではクライミングの練習になってないからです。

練習というのは目的意識をもってするから効果が出ます。

例えば、指が弱いと思う人が指のトレーニングをする。クロスムーブが苦手な人がクロスムーブを使う課題をたくさん登る。基礎能力を上げるためにテープ課題をサーキットするなど、

このように練習は目的意識を持つことが必要です。

クライミングを始めたばかりのころは登っているだけで上達しましたが停滞したら練習根拠を持って登る必要があります。

その日やることを決める

まずはその日やる練習を決めましょう。

壁に入る前に10分でいいのでストレッチしながら考えて下さい。

「今日はテープ課題を10本登ってアップを終えたら、ジムにある3級課題を、すべて一撃を狙ってはじからトライしていこう。」

このようにオンサイトトライの練習をしたらムーブを頭で組み立てる力が付きますし、トライ時間を決めて行えば体力強化のトレーニングにもなります。

② 自分の苦手なことを把握する

自分の不得意な動きや、足りない力を分析することが大切です。

分析をしたら、その苦手を補うための練習をし、解決していきます。

苦手なことは得意にできる

僕はクライミングを始めたころ、ランジができませんでした。

※ランジ=飛んでホールドを取るムーブ

なので、クライミングをする日はランジの課題を3課題必ず自作して取り組むようにしたんです。

課題の難易度はランジしなくてもホールドに届いてしまいそうなぐらい簡単なレベルから始めました。

そしたら3か月後ぐらいに、クライミング仲間から「お前はランジが得意だな。」と言われ、驚いた経験があります。

人は適応する生き物なので、苦手なことも適応してしまえば得意なことへ変化していきます。

ランジの話とは別の話になりますが、苦手な壁の傾斜角度も得意に変えることが可能です。

普段自分が長く滞在している角度の壁は自然と得意になるので、130度の強傾斜が苦手なら、130度の壁での練習時間を長くします。

そうすると少しづつ130度の壁に適応し、苦手意識が徐々になくなっていきます。

普段ジムに来るお客さんを見ていると、満遍なく全ての角度の壁で練習している人は少ないです。

女性は90~110度の緩傾斜の壁にいることが多いですし、上手くなってきた男性クライマーは120~160度の強傾斜の壁にばかり滞在しています。

ぜひ苦手な傾斜角度の壁も積極的に登るようにしてみて下さい。

好きなことに逃げない

人間はできることに楽しさを感じます。

なのでジムに課題がたくさんあると、できない課題や、ムーブに嫌悪感を感じる課題はすぐに止めて自分の得意そうな課題ばかり触ってしまいます。

これでは得意なことだけ伸びて、苦手なことは克服できないままです。

もちろん得意を伸ばすことは自分の武器になるので否定しません。

しかし、得意なことばかりではクライミングの総合的な能力は上がらないのです。

まずは少しずつ苦手な課題や、できない課題を触るようにしましょう。

③ 達成後の未来が想像できる目標を設定する

目標の設定は、実はとても難しいです。

目標は達成するために設定するので、目標達成に可能性を感じられるように設定する必要があります。

そして、目標を達成できた後の自分を想像できるのが最適な目標です。

目標の種類にはノルマ型と結果型があります。

【目標の種類】

  • ノルマ型の目標
  • 結果型の目標

これからこの2つを詳しく説明します。

ノルマ型の目標

ノルマ型の目標を具体的に説明すると、「1週間で懸垂100回」といった感じです。

目標設定のコツは、設定したノルマをこなすことによって、自分が強くなった姿を想像することです。

懸垂100回を達成して、ホールドを引く力が強くなり、以前よりもパワフルなムーブができるようになった姿を想像します。

最初は確実ににクリアできそうな目標を設定して、達成できたら徐々にハードルを上げていくのが良いでしょう。

結果型の目標

結果型の目標は「大会で5位以内に入る」といった設定をします。

この目標を設定した場合、大会当日までの間、5位以内に入るために何が必要かを考え、練習に取り組みます。

具体的な取り組みの例をあげると、食事、睡眠、体調管理、練習計画、大会への対策、ライバル研究などです。

結果型は自分が頑張っても対戦相手の影響があるので目標達成が難しいですが、達成ができなくても無意味というわけではありません。

大会で5位以内を目指し、大会当日までの期間にいろんな努力を重ね、本気で取り組む過程には価値があります。

大会当日までどんどん強くなって成長していく未来を想像して、目標を設定してみて下さい。

もちろん結果型の目標も達成に現実味がないと取り組みへの本気度が薄まるので、目標達成に可能性を感じる範囲で設定するのが良いでしょう。

要するに日々の練習・取り組みに根拠を持つことが大切

今回はクライミングの上達が停滞している方の為に記事を書いてきましたが、一番の停滞脱出方法は「すべての練習・取り組みに根拠を持つ」ということです。

根拠をもって練習をし、悪い部分、足りてない部分が改善されればそれは上達しています。

僕もまだまだ苦手なことや、やり切れてないことがたくさんあるので今後も1つ1つ改善していくつもりです。

最後に余談になりますが、僕は行き詰まったとき他業界の本を読むとヒントが得られることがあります。

こちらは僕のおすすめの本です。

この記事が皆さんの参考になれば幸いです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました