こんにちは、nyamoです。
今回はスポーツに取り組むうえで、おすすめの書籍を紹介します!
それがこちらです↓
僕は現在クライミングに傾倒しておりますが、実はスポーツオタクでもあります。
子供の頃からいろんなスポーツに親しんできて、大学でもスポーツ科学を専攻していました。
長いスポーツ経験を経て、大人になってから僕はこんなことを感じました。
子供の頃に練習方法よりも、練習に対する考え方を教えてくれる人が欲しかった!
早速ですが、「野村の悟り」に出てくる言葉を紹介します。
つねに根拠をもって行動する人間は、考えない人間よりもはるかに成長する
野村の悟り
練習は根拠をもって行うことが大切です。
僕は昔、監督やコーチに指示された練習を一生懸命やるタイプの人間でした。
「これをやれば上手くなる」
そう言われてコーチや監督を信じて頑張って練習に取り組みます。
しかし、盲目的に言われた通りの練習をして本当に上手くなれるのでしょうか?
答えはNOです。
例えば、あなたが100メートル走でタイムを上げたいと思ったときに、コーチが「100メートルダッシュを30本行う」というメニューを作ったとします。
しかし、辛い思いをして100メートルダッシュを30本走って本当にタイムが上がるでしょうか?
もし自分の問題点が純粋な走力や、スタート後の加速、後半のノビなどにあるとしたら、根性ダッシュが意味をなすかは疑問です。
「野村の悟り」にはこんな言葉も出てきます。
努力には、正しい努力と正しくない努力がある
野村の悟り
また野村氏はこの言葉の解説で、正しい努力をするには己のことを知り、身に付けなければならない技術や知識を正しく把握することが必要であると言っています。
つまり、競技力を向上させるためには、自分のことを知り、根拠のある練習を行い、正しい努力をする必要があるということです。
僕はスポーツの競技力向上を目指すうえで、野村氏の考え方に強く同意し、現在も参考にしています。
野村氏の書籍はいろいろと読んできました。
今回紹介する「野村の悟り」は野村氏の語録集です。
幅広く多くの言葉が掲載され、1つ1つの言葉に解説がついています。
先ほども述べましたが、この書籍は競技力を向上させるためのベースとなる考え方を身に付けたい方におすすめです。
著者 野村克也氏について
とても有名な人物なのでご存知かもしれませんが、簡単に紹介します。
愛称は「ノムさん」。
プロ野球の名監督として輝かしい功績を残し、延べ4球団で指揮をとりました。
※監督成績:平成最多勝利数1,053勝、リーグ優勝5回、日本一3回
現役時代は歴代2位の通算657本塁打をはなち、戦後初の三冠王でもあります。
MVP5回、首位打者1回、本塁打王9回、打点王7回と、数多くのタイトルを獲得しています。
晩年は野球評論家として活躍し、2020年2月に世間から惜しまれつつ亡くなりました。
「野村の悟り」に出てくる言葉を紹介
「野村の悟り」に出てくる僕の「推し」の言葉をいくつか紹介します!
真剣にスポーツに取り組む方には、きっと参考になると思います。
進歩とは、変わることである
進歩とは、変わることである
野村の悟り
今までの人生で得た価値観や、蓄積されたものを変えていくには勇気が必要です。
スポーツの競技力向上を目指すうえで、保守的で変化を望まないことは成長の妨げになっているかもしれません。
またノムさんはこの言葉の解説でこんなことも言っています。
変わることは進歩であり、成熟することである。
変わることに楽しみを見いだせ。
変わることは失うことでなく、何かを得ることだ。
野村の悟り
ノムさんの監督時代の教え子の中で、どうしても変われない選手には道具を変えることをすすめ、変化を意識するよう説いたそうです。
同じことを続けていては現状維持が関の山。
つねに新しいことを取り入れて、自分を磨いていく必要があるということですね。
本当にやさしくプレーするには、難しさを体験せよ
本当にやさしくプレーするには、難しさを体験せよ
野村の悟り
クライミングで上級者が難しい課題を登っているのに、その華麗な登り姿から一見課題が簡単そうに見えることがあります。
一見簡単そうに見える登りも、実際は繊細な技術や感覚を必要とする難しいことだったりします。
試合では簡単に見えるプレーでも、細かく見ていくとじつは複雑で難しいものである。
したがって、やさしく見えるプレーをするには、野球を徹底的に突き詰め、その複雑さや難しさを知り、体験することで乗り越える必要がある。
野村の悟り
真のプロフェッショナルは難しさを体感し、苦労を積み重ねたからこそ、真のやさしさにたどり着ける。
奥が深いように感じますが、アスリートの華麗な動きを見るとこれは納得できるのではないでしょうか?
新たな試みに消極的なのは、理解不足だからだ
新たな試みに消極的なのは、理解不足だからだ
野村の悟り
技術に対して理解が深まると、「やってみたい」「練習したい」「試してみたい」という欲求が出てくるはずです。
人は分からないことに対して拒絶反応を示し、恐れを感じます。
新たな試みに積極的な人は、常に学び、研究し、その分野で理解を深めているからこそ、新しいチャレンジができるのです。
「野村の悟りについて」書評 まとめ
今回は、ぼくの大好きなノムさんの本の書評を書いてみました。
野村氏はいろんなメディアで「自分には才能が無い、プロに入ってからも無知であった」と言っています。
才能が無いことや無知であることを自覚し、どのようにすれば上手くなれるかを考え抜いてきたことで、野村氏は厳しいプロ野球の世界で大成功をおさめました。
そんな苦労があったからこそ、多くの金言が生まれたのでしょう。
本というのは安価で他人の知識を得られる最高の投資だと思います。
僕はスポーツに携わる人が書いた本が大好きで、他にもいろいろな本を読んでいるので、今後も書評記事を書いていこうと思います。
興味がありましたら次回の書評記事も読んでみて下さい。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
【この記事で紹介した書籍】
コメント