【スポルティバ】セオリーを1か月間使用したのでレビューします!

ギア

こんにちは、nyamoです。

スポルティバの新作クライミングシューズ"セオリー"を購入し、1ヶ月間ほど使用しました。

足にもなじんできて、使い勝手や使用感が分かってきたのでレビューしたいと思います。

シューズ本体のスペックは公式サイトを参照していただければ良いかと思いますので、本記事では僕の使用感を述べていきます。

THEORY(セオリー)|LA SPORTIVA

・アッパー:スエードレザー+マイクロファイバー ・ソール:ビブラムXSグリップ2 + D-TECH 3.5ミリ ・重 量:約200g(1/2ペア)
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セオリーはどんなシューズか?使った感想は?

以前から僕は、

「素足をゴムでまとったようなクライミングシューズが欲しい」

と思っていました。

セオリーは今まで履いたシューズの中で「素足にゴム」の感覚に一番近いと思います。

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セオリーの良かったところ

使用した感想は正直とても良いです。

良かった部分を箇条書きします。

・ノーシャンクで柔らかく、かき込みの感覚が非常に良い

・シューズの表面全体がラバーで包まれており、足技がとても使いやすい

・ヒールカップは小さく、繊細なヒールフックが可能

・足入れが良く履きやすい

セオリーの悪かったところ

セオリーは完成度が高く、不満な点は特にはないのですが、シューズの特性上悪く感じてしまう点はいくつかあると思います。

1点目はシューズの表面全体がラバーで覆われているので、長時間履き続けたり、数日ぶりに履いたりすると足の指が少し痛くなる点です。

トゥーラバーが表面全体に覆われているシューズは、トゥーフックがかけやすい利点がありますが、ゴムが冷えて固くなると足の形に合わせてシューズが柔軟に変化しにくくなるので履き心地が悪くなります。

2点目は、スラブで極小のフットホールドに立つような課題では使いにくい点です。

セオリーはノーシャンクでとても柔らかいシューズなので、スラブで細かいホールドを踏むときはどうしても踏み負けてしまいます。

これはシューズが悪いわけではなく、セオリーがスラブで細かいホールドを踏むような課題に適していないだけです。

しかしノーシャンクであるにもかかわらず、フットホールドがそこまで細かくなければスラブの課題でも意外と登りやすく驚きました。

僕の現時点での感想を述べますと、スラブの課題であれば大抵の場合、普段使用しているスクワマを履いた方が高いパフォーマンスが出せると思います。

個人的には極小ホールドに立ちこむときはシャンクが入っていないと辛いです。

セオリーのおすすめの使い方

セオリーは前傾壁での使用におすすめです。(具体的な角度は100°~180°)

傾斜が前傾してくると足を手のように使い、足技を多用するクライミングがしやすくなります。

セオリーはノーシャンクでソールが柔らかく、シューズの表面全体にラバーが貼られているため、かき込みやトゥーフック、挟み込みなどがやりやすく、足技を使うのに向いています。

特に人工壁のルーフを登るときにセオリーを履いたら、とても使いやすく感動しました。

もともと足技が得意な方にはぜひ一度履いてもらいたいです。

履いたらびっくりしますよ!

足入れ感と履き心地

足入れはベルクロスリッパタイプのシューズとしてはかなり良いです。

新品でも素足ですんなりと入ります。

履き心地は表面のゴムが固くなっていなければ、かなり良いと思います。

ゴムは時間がたてば冷えて固くなるので、履き始めは毎回少し痛いかもしれませんが、ラバーが温まってくると痛くなくなります。

セオリーのサイズ感

僕が今回購入したセオリーのサイズはEUR39です。

筆者の足の実寸

25.5cm

普段履いているシューズのサイズ

スクワマ EUR38 1/2

旧ハイアングル US8

普段履いているスクワマと同サイズのEUR38 1/2も履けますが、ハーフサイズ上げた方がシューズの性能を活かせる感覚があったので、今回セオリーはEUR39を購入しました。

実際の使用感としてはハーフサイズ上げて正解だったと思っています。

つま先やヒールの感覚もとても良いです。

・アッパー:スエードレザー+マイクロファイバー ・ソール:ビブラムXSグリップ2 + D-TECH 3.5ミリ ・重 量:約200g(1/2ペア)

つま先

ダウントゥー形状を維持するP3システム採用なのでかき込み性能はばっちりです。

その上ノーシャンクなので、足の指でホールドをキャッチする感覚が強く得られます。

トゥーラバー

この広範囲のトゥーラバーは本当にすごいです。

トゥーフックを乱雑にかけても簡単にかかります。

もちろん丁寧にかけた方が良いですが、コーディネーションで瞬時にトゥーフックをかけなければいけないときはとても良いと感じました。

下のインスタ内の2つ目の動画。青と赤の課題↓↓↓

初手を出すと同時に左のトゥーフックをかけるムーブですが、セオリーに履き替えたら気持ちよく止まりました。

けっきょく上部が難しくてできませんでしたが…

普段愛用しているスクワマはトゥーラバーが無い面にホールドが当たると痛いですし、トゥーラバーが端からすぐに剥げてきますが、セオリーはどちらも問題ありません。

ヒール

ヒールは細型タイプです。

僕は細いヒールの方がダイレクトにホールドの感覚を感じられるので好きです。

スクワマの丸形ヒールも好きですが、細かいホールドにヒールかけるときは細型の方が断然かけやすいと感じています。

ヒールのゴムは色付きですが滑ったりすることなくしっかりとフリクションがあります。

岩場では使えるか?

岩場でセオリーを使えるかは、その他のシューズと同様ケースバイケースだと思います。

僕は岩場に行くとき3~4種類のシューズを持っていきます。

それはトライする課題によってシューズの相性があるからです。

セオリーは塩原のルーフで試しに使ってみたいと思いました。

ハイドラの抜け口のトゥーフックはかなりかけやすそうな気がします。

かき込み力も高いので期待大です。

2020年8月現在、塩原はコロナウイルスの遠出自粛ムードと釣り人とのアクセス問題があり、とても行きづらいですが堂々と行ける雰囲気になったら試しにルーフでセオリーを使ってみたいと思います。

【スポルティバ】セオリーレビューまとめ

1か月間セオリーを使用した感想をざっくりまとめると、

・前傾壁(100°~180°)では戦闘力が高くとても使いやすい!

足技が使いやすいため。

・広範囲に張られたトゥーラバーが最高!

・ヒールは細型で繊細なヒールフックができる。

・ノーシャンクでソールが柔らかいがスラブでも意外と使える。

しかし、極小のフットホールドに立つような課題には向いていないと感じます。

僕はスラブならスクワマを履きます。

・足の実寸25.5cmでEUR39がちょうど良かった。

・岩場で使うなら塩原のルーフで履いてみたい。

セオリーは完成度が高く、特に人工壁の前傾壁ではとても使いやすいと思います。

足技(トゥーフック、挟みこみなど)が得意な方には特におすすめです。

使いやすくてびっくりしますよ!

気になった方はぜひ履いてみて下さい。

この記事が皆様の参考になれば幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

・アッパー:スエードレザー+マイクロファイバー ・ソール:ビブラムXSグリップ2 + D-TECH 3.5ミリ ・重 量:約200g(1/2ペア)

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