こんにちは。
当サイト管理人の僕は2020年3月にアメリカにボルダリングしに行ってきたんですけど、行きの成田空港でボルダーマットを飛行機に載せられない悲劇に見舞われました。
なんて悲しいことか…
とても萎えたんですが、今考えると自分の考えが甘かったなぁと反省しています。
自分で言うのもなんですが、僕は海外でのクライミング経験がけっこうあります。海外でのクライミングはアクシデントがつきものなので、これも良い経験と思って呑み込みました。
本記事には悲劇の詳細と、海外ボルダリングでマットを調達する方法を書いていますので、参考にしていただけたら幸いです。
本記事の内容
・飛行機にボルダーマットを載せられなかった悲劇の詳細
・海外でボルダリングでマットを調達する方法
海外クライミングでボルダーマットを持っていけなった話
結論から言うと国際線でボルダーマットを無料で持っていくのは航空会社の規定上は難しいです。
各航空会社の受託手荷物の規定を読むと、荷物の3辺の合計の長さが157㎝程度が相場です。※僕がクライミングを始めた2010年にはすでにこの規定だった。
ボルダーマットは通常サイズだと3辺の合計が170~190cm程度あるので余裕でOUTですね。
しかし、僕は過去にボルダーマットを国際線の飛行機に乗せるとき、なぜかチェックインで荷物検査に引っかかったことがありませんでした。
クライマー仲間もみんな海外にマットを持っていってましたし、持っていけなかった人のほうが私の交友関係の中では少ないです。
今回も大丈夫だろうと、たかをくくって空港へ→結果はOUT!
今回使った航空会社はユナイテッド航空です。僕は以前にユナイテッド航空を使ってアメリカにボルダーマットを追加料金無しで持っていけたことがありました。
ところが今回の旅は、出発当日に成田空港のユナイテッドチェックインカウンターでボルダーマット2枚のサイズオーバー判定を受け唖然とします。あぁ…
ボルダーマット2枚を飛行機に載せ持っていく場合は1枚当たり片道で追加料金2万円だそうです。往復したら2枚で8万円…
今回もいつも通りマットを持っていけるだろうと甘く考えていたのが敗因ですね。
空港で荷物を置いていく場合は、自宅に宅配便で送り返すか空港で有料で預かってもらうかの2択になります。
サイズオーバー判定を受けたマットの種類
今回持っていこうと試みたマットは上記写真の2枚なんですが、欲張って大きいサイズを持っていこうとしたのも敗因の1つかもしれません。
写真左:リーコンクラッシュパッド(メトリウス) 3辺の合計196cm
写真右:ウォーリアーパッド(moon)+プロスポッター(ASANA)2枚 3辺の合計197cm
どちらも余裕のOUTです。今考えたら航空会社をなめてますね。写真右のウォーリアーパッドは挟んでるプロスポッターを抜いても持っていけないと言われました。
なので今回はプロスポッター2枚は持っていくことに。
宅配便でボルダーマットを自宅に送り返す
成田空港の宅配カウンターは3社入っていましたが、ヤマトとJAL-ABCの2社は荷物が大きすぎて宅配、荷物預かりどちらも拒否されました。
残りの1社QLライナーは宅配、預かりどちらも可能だったので、値段を比較し、今回は宅配で自宅に送り返すことに。
ボルダーマットを自宅へ送り返すのにかかった金額
今回自宅にボルダーマット2枚送り返すのにかかった料金はこちら。
8,920円
余分な出費になりました。とほほ…
ちなみに今回は帰国に合わせ10日後に日付を指定して配送しましたが、あまりにも先の日付指定だと断る場合もあると言われたました。
海外でのボルダーマットの調達方法は4択
海外でのボルダーマットの調達方法は4択です
- 現地で購入
- 現地でレンタル
- 現地宿泊先の宿で借りる
- 自分で持って行く
上記の通りになりますので順番に説明していきます。
現地で購入する
現地のアウトドアショップを探して購入します。
クライミングエリアの近くの町にギアショップがない場合は、空港近くの都心のアウトドアショップで購入するのが無難です。
今の時代はグーグルマップがあるので日本にいるときからショップ検索が簡単にできるので、出発前に事前リサーチしておくと良いでしょう。
帰国の際は現地で売るか、持ち帰ることになるので、持ち帰る場合は飛行機に載せられるか、追加料金や事前登録が必要かを調べておく必要があります。
現地でレンタルする
岩場近郊のアウトドアショップでレンタルします。
この方法はレンタルできるショップをリサーチするのが大変です。
サーチ方法は2つ。
- 知ってる人に聞く、または実際に利用した人のブログを読む
- グーグルマップで現地のアウトドアショップのレビューコメントを見て、マットをレンタルできる情報がないか探す。
ちなみに海外ボルダリングのメジャーエリアであるビショップ(アメリカ)とフォンテーヌブロー(フランス)は現地のアウトドアショップでレンタルが可能です。
どちらのショップも問い合わせフォームからメールを送り、事前にマットを予約すると確実にレンタルできます。少し面倒なのはどちらも英語で問い合わせなければいけない点です。
S'Capeは僕は利用したことがありませんが、情報はこちらのサイトから参照しました。
呑んで登ってまた呑んで クラッシュパッドのレンタル Fontainebleau 準備編 その2
こちらのサイトによるとS'Capeはフランス語でメールの返信がきたそうですが、グーグル翻訳に頼れば意外と大丈夫みたいです。
現地の宿泊先の宿で借りる
この方法も情報が必要ですのでリサーチが大変です。
実際に宿泊して借りた人の情報を探すしかないのかなと思います。
僕はビショップに行ったとき、ホステルカリフォルニアという宿泊施設に泊まり、ガレージにたくさん積んであったマットを無料で貸してもらったことがあります。
これはリサーチしたわけでなく、たまたまです。
フォンテーヌブローではMaisonbleauというジトに泊まるとマットを貸してもらえると、こちらのサイトに記載がありました。
クラッシュパッドのレンタル Fontainebleau 準備編 その2
自分で持っていく
自分で持っていく場合の選択肢は3つです
- 追加料金覚悟でそのまま空港チェックイン
- 航空会社規定サイズ内の小さいボルダーマットを持っていく
- ANAを利用する
追加料金覚悟でそのまま空港チェックイン
自己責任でお願いします。
僕も大丈夫だった経験がありますし、ほかのクライマーもけっこう持っていけてますが、リスクありです。
航空会社によりますが、今回僕はマット1枚当たりの追加料金は2万円と言われました。
自宅に送り返すのもマット2枚で8,920円かかってます。
航空会社規定サイズ内の小さいボルダーマットを持っていく
サブマットサイズになってしまいますが、航空会社のサイズ規定内なら確実に持っていけます。
サブマットだけ持っていって、現地で大きいマットを買うか、レンタルするのは無難な選択ですね。
ANAを利用する
ANAの受託手荷物のサイズ規定は3辺の合計が158cmまでですが、スポーツ用品に限り、292cmまでOKという素晴らしい規定があります。
3辺の和が203cmを超える場合はANAへの事前に問い合わせが必要です。
ANAの航空券を買った場合もコードシェア便には注意してください。ANAで航空券を買っても実際に乗る飛行機が他の航空会社のときがあります。この場合は実際に乗る航空会社のルールが適応されるので要注意です。
長々と書いてしまいましたが、僕も海外にクライミングに行くときはネットで事前リサーチを沢山するので、情報を共有するのは助け合いだと思っています。
よかったら参考にしてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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